IIJmioの「OFF時通信規制」とは
IIJmioの「OFF時通信規制」とは、契約プラン別の高速通信容量を超えた場合、または「IIJmioクーポンスイッチ」を「OFF」に切り替えたときの「低速モード」の通信で、直近3日間の通信容量が366MBを超えると速度制限がかけられるというものです。直近3日間の通信が366MB以内であれば「OFF時通信規制」は解除されます。毎日「低速モード」で123MB以上の通信を繰り返すと、永遠に解除されないということにもなります。
直近3日間の通信が366MBを超えると「IIJmioクーポンスイッチ」に「OFF時通信規制中」と表示される
低速モードでの直近3日間の通信容量が366MBを超えると「IIJmioクーポンスイッチ」に、このように「OFF時通信規制中」と表示されます。
このケースの場合、直近3日間(3月31日~4月2日)のOFF時の合計が382MBとなり、既定の366MBを超えています。4月3日が規制の「1日」となり、赤で「OFF時通信規制中」と表示されています。
「OFF時通信規制」時の速度はどのくらい低速か?
IIJmioの低速モードは200Kbps~300Kbps程度で、メールやWEB閲覧、音楽ストリーミングなどでは何とか耐えられる速度です。「OFF時通信規制」がかかるとどのくらいの速度になるのかは、公式には発表されていませんが、実効速度を計測してみると次のような結果となりました。
このサイトで3回計測してみましたが、下りが16Kbps~27Kbpsです。これはもはや「通信制限」というよりは「通信停止」状態の超低速モードです。しかしながら上りの速度を見ると、2.1Mbps~2.9Mbpsという数字になっています。極端な通信制限は下りのみに掛けられている可能性があるかもしれません。いずれにしても下りがこれくらいの速度では利用することはかなり厳しい状態となます。
「OFF時通信規制」は「1日」では解除されない!?
IIJmioのホームページなどでは、「OFF時通信規制」は直近3日間の通信容量が366MB以下になれば解除されると説明されています。1日は24時で終わるので、その解除条件が整えば次の日(2日目)の午前0時から解除されると思いがちです。しかしながら解除条件が整っているにも関わらず、2日目の午前0時を過ぎても制限が解除されないケースがあります。
このケースの場合、直近3日間(4月1日~4月3日)のOFF時の合計が203MBなので、解除条件を満たしており、4月4日は午前0時から超低速の通信制限が解除されると思われがちです。しかしながら実際には午前2時を過ぎても「OFF時通信規制中」の表示は消えていません。実際の速度も超低速のままです。当日の24時ちょうどに解除されるわけではないことに留意が必要です。実際にはその数時間後に「OFF時通信規制中」表示は消え、通信速度も戻りました。
まとめ
データ無制限や5G通信など「大容量」や「速さ」が求められ、さらに「価格競争」も加わり、ますます多様化、複雑化しているネットワークの世界です。実際にどのような使い方をするのか?何を求めるのか、ここで冷静に考え、より自分に合ったものを見定めていく必要があるように思われます。
コメント