さいたま市芝川第１調節池の風景

知られざるさいたま市内の別天地

そこは、JR武蔵野線の東浦和駅から歩いて数十分のところにあります。東浦和駅から芝川を目指して行くと広大な見浦田んぼに出会います。さらに突き進むと芝川にたどり着き、木製の橋を渡り芝川左岸の道を上流に向かって行くと右手に突然の空間が現れます。芝川第１調節池です。右岸側の工事はまだまだ完成までには時間がかかりそうですが、左岸の風景はほぼ完成していると言っても過言ではありません。しかしながら観光地化や公園的な人工の構造物は無く、手つかずの自然がそのままそこにはあります。都心に近い住宅街からほんの少しのところにこのような別天地があることは、奇跡的な存在です。

さいたま市民でもその存在を知る人は少ない

こいのような素晴らしい自然を堪能できる場所ですが、さいたま市民でもその存在を知る人は少ないのです。見沼田んぼは「芝川サイクリングロード」の他「見沼大用水路東縁」沿いの「緑のヘルシーロード」「桜並木」「ビオトープ」など有名ですが、この「芝川第１調節池」は開発途上ということもあり、市の広報など公に宣伝されることはありません。また、案内標識や看板もありません。当然トイレや自販機などもありません。そこが良いのです。しかしながら工事中の立ち入り禁止区域以外は普通に散歩できるように道は整備されています。

都会の喧騒を忘れさせる貴重な絶景ポイント

自然のい風景の中でも、「水」のある風景は心を落ち着かせる魅力があります。刻々と変わる川の流れを見つめたり、静まり返った池の水面を見つめたり、時折飛んでくる野鳥に目をやったり、時間がゆっくり過ぎてゆくのを感じることでしょう。何時間もかけて遠い観光地に足を運ばなくても、このような絶景ポイントがすぐそこにあったのです。一度訪れてみてはいかがでしょうか。