「トリプルクリック」という画期的な技がある

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パソコンでマウスを使いこなすのは意外に難しい

パソコンでは多くの方が「マウス」というものを使っているかと思われます。パソコンの初心者はまず「マウス」の操作方法から覚えていくのでしょう。何かを入力する際にカーソルをその場所にもっていくのに最も簡単な方法だからです。「マウス」の代わりにノートパソコンのタッチパッドを使う場合もあります。しかしながら慣れないうちは「マウス」の操作が思うようにできず、カーソルを所定の位置になかなか移動できません。さらにWindowsでは「右ボタン」「左ボタン」「スクロールボタン」などがあり、使いこなすためには意外に難しいのです。

マウスの基本操作方法とは?

Windowsでは、マウスの左と右にボタンがあり、カーソルを合わせてそのボタンを押す(この動作を「クリック」という)のが「マウス」の基本操作方法です。

左クリックは使用する場面と機能により、1回の時の「シングルクリック」と2回の時の「ダブルクリック」の2種類がある、とマニュアルには書いてあります。「シングル」は単純な選択で「ダブル」はホルダやファイルを開く、アプリを起動させるなどその使い分けで機能が異なります。「シングル」で良いところを「ダブル」クリックしてしまい、違う画面に遷移したり、ファイルが開かなかったりすることがあります。

「シングル」か「ダブル」かよくわからなくなり、面倒になりすべてのクリック動作を「ダブル」にしてしまうという方もいますが、これは効率が悪くなる原因の一つです。

「コピー&ペースト」マウスだけで行うのは至難の業

パソコンで文書を作成していると、別の文書からある部分だけをコピーして自分の作成している文書に貼り付ける、いわゆる「コピー&ペースト」(略して「コピペ」)をする場面が現れます。

この作業を「マウス」だけで行おうとすると難易度が一気に上がります。まずはコピー元の文書にマウスでカーソルを移動され、該当部分を左ボタンを押しながらマウス全体を右にドラックしてコピーしたい部分を選択。選択完了したら左ボタンを離してすかさず右ボタンを押して、出現するメニューで「コピー」を選択。自分の文書の該当部分にマウスでカーソルを移動させ、右クリックして開いたメニューから「貼り付け」を選択。文書でその作業を書くとこんな感じになります。

このような作業の途中で、ボタンを操作をひとたび間違えたり触ってしまったりするとコピペができず、最初からやり直しになります。こんなことを何回も繰り返すと徐々にストレスがたまってくるのです。

「マウス」操作のちょっとした工夫で「コピペ」のストレスを解消できる

「コピペ」をする際の元文書の「語句」を選択する際に「左クリックを押しながらドラッグる」が結構難しいのです。その「語句」選択をドラッグ操作なく行うための技が該当「語句」上での「ダブルクリック」です。その場合のカーソルの位置は「語句」のどの部分でも大丈夫です。ダブルクリックすると瞬時に「語句」を認識し選択されるのです。選択されたらそのまま右クリックでコピーに持っていけます。

ダブルクリックするだけでドラッグに比べて選択ミスがなくなるのです。ダブルクリック選択は、例えば長々とした英単語を調べるために文章中からその単語のみ選択しコピペする場合などで威力を発します。マウスで単語の先頭から最後までドラッグして選択しようとすると、1文字漏れたり、隣の単語の文字まで選択してしまったり、マウスの微妙なコントロールができないと、なかなか1発で選択できすイライラしたりします。そんな時は、このダブルクリック選択を使うと一発で、正確に選択できます。

「トリプルクリック」でさらに「コピペ」の効率化を図る

「マウス」の操作で意外に知られていないのが「トリプルクリック」です。左ボタンを3回素早く押す操作です。

「トリプルクリック」が威力を発揮するのが、文章の「段落」全体をコピぺする場合です。普通はマウスで、「段落」の最初から終わりまでドラッグ(選択)してコピーするという手法になるわけですが、やはりドラッグしていると勢い余って、不要な次の段落まで選択してしまったりミスが起きやすくなります。戻そうとすると、戻りすぎてしまい、ピタリと選択するのに何回か往復する、といったことも起こるのです。

そこで、この選択したい「段落」ごと一気に選択する技が、この「トリプルクリック」だったのです。文章の「段落」上で「トリプルクリック」すると、いとも簡単に「段落」全体が選択できてしまうのです。

ちっとしたことも知っていれば大きな力になる

ちょっとしたこと(技)ですが、このことを知らない人も多いのではないでしょうか?「クリック」というあまりにも単純な操作のことなので、逆になかなか知る機会が無かったのでしょう。

現状に満足していると思っていても、時にはあえて見る方向を変えてみると、新しい発見ができるものです。

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