DELL INSPIRON 1545 のメモリ増設とHDDのSSD交換その2

パソコン
スポンサーリンク

HDDをSSDに交換するために必要なもの

続いてハードディクスの交換です。まずは交換するために準備するにあたって必要なものは次の3つです。

  • SSD
  • データコピーソフト
  • ケーブル
ケーブルとSSDの箱
SSD
ケーブル

SSDは信頼性を重視すべきか

まずSSDですが、今まで使っているHDDの容量以上のものを用意すれば間違いありませんが、容量が大きくなれば値段もそれなりに上がっていきます。今回のDELLに入っていたものは320GのHDDでしたが、実際の使用量は100G弱ということもあって、256Gのものにしました。ちなみに2.5インチのHDDに交換できるSSDは「2.5インチSATA」というものです。250GのSSDの実売価格は3000円台~6000円程度。今回は信頼性と読み書きスピード、放熱性という観点からIntel SSD545sシリーズ 2.5インチ256GBモデルにしてみました。購入価格は税込み送料込みで5800円程度。

HDDのクローンをつくる

次にコピーするためのソフトウエア。SSDのメーカーがそれぞれコピーソフトを無料で同包またはダウンロードできるようにしています。また、メーカーを問わずコピーできるフリーソフトもあるようです。今回はIntelが推奨しているデータ・マイグレーション・ソフトウェアをダウンロードして利用しました。

SSDをPCにUSB接続するケーブル

続いてケーブル。SSDに現在のHDDのすべてのデータをコピーするためにPCとSSDをUSB接続する ために必要です。ケース付きのケーブルは、取り外したHDDを外付けドライブとして使う時には便利なのでしょうが、コピーするだけであればケースなしのケーブルだけでも十分機能します。実売価格は1000円程度から。今回はSabrent USB 3.0 2.5インチSATA/SSD 変換アダプタケー ブルにしました。購入価格は 税込み、送料込で680円程度。

HDDのコピー作業が一番の山場

以上、準備ができたらHDDのデータをSSDに丸ごとコピーします。手順は次の通りです。SSDに書き込む際、SSDの初期化をしないとPCに認識されないのですが、Intelのデータマイグレーション・ソフトウエアは、自動で初期化を行ってくれますので事前準備としての初期化は不要です。この点はすごくハードルが低いと思います。

  1. SSDとケーブルをつなぐ
  2. ケーブルのUSBをPCに差し込む
  3. データマイグレーション・ソフトウエアを起動させる
ケーブルとSSDを接続

ソフトを立ち上げ「クローンディスク・ウィザード」に従い、「同意する」や「はい」などをクリックしていくだけです。特に迷う項目はありません。進捗状況を示すウィンドウが立ち上がり、終了を待ちます。HDDからのコピーですとだいたい1時間程度でコピーが完了します。SSD→SSDのコピーだともっと短縮されるようです。コピー完了後、シャットダウンの行程でコピー作業は終了です。

差し替えのポイントはコネクターの接続

そしてINSPIRON 1545への差し替え作業です。メモリと同ようにPCを裏返しにして電源ケーブルおよびバッテリーを取り外します。続いてHDDが収納されているトレーを外します。+のネジ2か所を外しトレーを引き出すと、HDDが一緒に引き抜かれます。HDDはトレーに2か所ネジ留めされているので、それを外します。方向に注意してSSDを付け替えます。HDDは厚さ9ミリ程度で今回のSSDは7ミリです。 INSPIRON 1545 の場合、トレーにネジ止めするため薄くなったスペースを埋めるスペーサーなるものは必要ありません。7ミリのままトレーにネジ止めすれば固定されます。

HDDのトレーを引き出す
2か所ネジを外し
SSDと交換
SSDがトレーに収まる

SSDを取り付けたトレーをPCに差し込む際は、ちょっと注意が必要です。コネクタ部分が目視できないので、ちゃんと刺さっているのか見られません。押し込む手の感覚でコネクタに刺さったという感触を持つことが必要です。なんの抵抗も感じず、トレーがPCに収まった場合はおそらくコネクタがちゃんと刺さっていない状態です。また抵抗がありすぎてなかなかトレーが収まらない場合もコネクタが刺さっていない可能性があります。力づくで入れようとするとコネクタ部分が破損する可能性もあります。コネクタを押し込む最後の5ミリ程度のところで刺さる感触をとらえて押しこむ、必要があるのです。

一度失敗してもやり直しは何度でも可能

トレーのネジをもとに戻し、電源を投入しPCのスイッチを入れます。うまくSSDが認識されるとその旨PC画面に表示されます。コネクタがうまく刺さっていいない場合などは認識されずエラーとなりますのでもう一度刺さり具合を点検する必要があります。またコピーがうまくされず、OSが立ち上がらい場合は、コピー途上で何かしらの不具合が発生していると考えられます。またWindowsのロゴ(窓の絵)が表示されてその下に「自動修復を準備しています」と表示される場合は、コピー途上で何らかのトラブルが発生している可能性が大です。その場合はもう一度HDDをPCに戻してSSDへのコピーをやり直す必要があります。一度コピーに失敗してもHDDのデータはそのままなので、何回でもやり直しがききます。焦らず冷静に対処が必要です。

出来てしまえばとても簡単な作業

うまくSSDが認識されOSが立ち上がれば、今までとは全く違う別次元の環境を堪能できます。メモリの増設はそれなりに処理が早くなった感じがする程度ですが、HDDのSSD交換は、劇的に変化します。ストレスを感じません。10年前のPCですが見事に現役復活し、まだ当分の間使えそうな気がします。今回のメモリ増設とSSD交換にかかわる費用は総額8627円(税込み、送料込み)でした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました