ワークライフバランス洗脳

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ワークライフバランスの誤解

「仕事と生活の調和」などと説明されるワークライフバランス。この説明をそのまま受け止めると、ワーク=仕事、ライフ=生活、バランス=調和 ということになります。「仕事」も「生活」も良く使われる言葉ですが、よく考えると大変抽象的な言葉だということが分かります。そもそも仕事とは何なのか?生活とは何なのか?人それぞれに仕事も生活も全く違った解釈をされているのに、これらの言葉を並べて分かったようなふりをしている。

ですから「仕事」と「生活」を並列していること自体が間違いの始まりであり、バランスを取るかのような「同等」をイメージさせることも根本的に間違っていると思うのです。

この曖昧なイメージが誤解を招き、様々な問題を引き起こしているとも言えます。これと似たような言葉に「オン」と「オフ」があります。「オン」は仕事、「オフ」はプライベート。「オンとオフの切り替え」などとここでも対極の概念が打ち出されています。「仕事中は拘束で、仕事が終わったら自由な時間」仕事中以外は仕事のことは考えない。拘束されないプライベートな時間を楽しく過ごす。きっちりと区分けをする。そんな考えもあります。

他人とは違う自分がいる

しかしながら、それらの考え方は人それぞれで、全く同じ考えはありません。それにも関わらず、他人と同じ考えでないことに思い悩む。そんな人も多いのではないでしょうか。

仕事、生活、オン、オフ、私生活、プライべート、拘束、義務、自由時間、学習・・・これらの言葉はずべ全て違うようで、実は全て同じなのです。人が生きるということ、そのものです。人生という一つのストーリーを構成する要素であるということ。それぞれが独立した概念ではなく、すべて人生というキーワードで関連しているのです。

あたかもそれぞれに区別があるかのように「ワークライフバランス」というような言葉が作られ、分かったようなふりをして「それが大切だ」などと言っている。それは他人の人生をコントロールしようとしていること、洗脳しているともいえることかもしれません。

今を生きる大切さ

このような「言葉」が発信され、それに惑わされ、義務感をや劣等感などを感じ、悩み苦しんでいる。自分の信じる人生を歩むためには、そんな洗脳にかかわっている暇はありません。そのような観点でその日その日を精一杯生きていく、目の前のことに集中する、過去や未来にとらわれない、今この瞬間を生きていくのです。その方がよほど大切なことだと思います。

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