「悩み」の原因
様々な「悩み」を突き詰めていくと「後悔」と「不安」に集約されていきます。
「悩んでいる」という状態は、心の在る場所が「いま、ここ」ではないということです。
「後悔」とは
「後悔」とは、心が「過去」に在る状態
(変えられない過去の出来事、自らの言動がその時の感情とともに固定化され、その場に心が留まっている)
「不安」とは
「不安」とは、心が「未来」に在ある状態
(どうなるかわからないことに、過去の経験や感情が関連付けられ、心が無限に反応し続ける。妄想。)
「いま、ここ」という現実のこの瞬間に心を引き留めておく
目の前のことに全力を尽くし、意識を集中させ、心を常に「いま、ここ」という場所にに引き留めておく。
(「過去」や「未来」に心をもっていかない)
「この瞬間」の言動が「次の瞬間」をつくっている
「この瞬間」の言動が「次の瞬間」をつくっているという意識を常に持つ。すべての未来の原因は「いま、ここ」での言動によってつくられていく。
過去の出来事は変えられないが、出来事の「受け止め方」は変えることはできる
過去へのこだわり(後悔)は、「受け止め方」を変えない限り無限ループとなり、心が束縛され続ける。「いま・ここ」という現実に心を置き、過去の出来事を客観的に観察することで、「受け止め方」を変えることができる。
心の向いている方向を「外向き」から「内向き」に変更する
思い通りにいかないことに対して心が「外向き」になっていると、その原因を自分以外の他人や環境に求めようとします。現在の結果は、自分自身の過去の言動によってもたらされていることに心が及びません。心が向いている方向を「外向き」から「内向き」に変更することで、今まで見えてこなかった「今やるべきこと」「今やれること」「今やらなくてはならないこと」が見えてくるのです。心を「内向き」にするためには、「いま、ここ」における自分自身の「心」と「身体」を徹底的に観察する(客観視する)ことが必要です。
心の変化で起こること
心をさまよえる過去や未来から「いま、ここ」に引き戻し、留めておくことができるようになると心に変化が起こります。
意識が変わる→行動が変わる→習慣が変わる→生き方が変わる→自律自存(心が解放される)
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