「ゆうちょ銀行」で送金できない事態
「ゆうちょ銀行」に振り込んで欲しいとの依頼がありました。「ゆうちょ銀行」の口座を持っておらず、振込手数料も払いたくなかったので、郵便局のATMで現金で振り込もうと思いました。「ゆうちょ銀行」ユーザーでないと、このような発想になってしまいます。
「ゆうちょ銀行」ATMでの悲劇
早速、郵便局に設置してある「ゆうちょ銀行のATM」へ。そこで「振込」を選択すると・・・ ゆうちょ銀行のキャッシュカードを入れるよう指示が出ました。操作を間違えたかと思い最初からやり直してみても、「カード」しか選択肢がありません。
この時点で気が付きました!ゆうちょATMでは現金での振り込みができなかったのです。ゆうちょ銀行の口座を持っている人は「あたりまえ」なのかもしれませんが、一般銀行のATMでできることができないとは!知らなかったことに1度目の「ショック」を感じました。
「ゆうちょ銀行」窓口での悲劇
気を取り直して、窓口に行くことにしました。「ゆうちょ銀行に3000円の振り込みをしたい」と申し出たところ、「振込手数料は660円です」との案内。
ここで、本日2度目の「ショック」を感じました。普通の銀行でも他行への振り込みや他支店への振り込みで手数料を取られることは理解できますが、3000円の振り込みで20%超えの手数料を取られるなんて・・・。
手数料をかけずに「ゆうちょ銀行」に振込む方法とは?
ATMも受け付けず、窓口で高額の手数料を取る・・・。そんな理不尽さを感じつつ、何とか無料で振り込む方法はないかと・・・。
そもそも、ゆうちょ銀行の口座番号は「記号番号」という普通の銀行と違う番号体系であることが問題なのですが、調べてみると次のことが判明しました。
- ゆうちょ銀行の「記号番号」は、変換できる
- 変換した番号を使うと普通の銀行で振込手続きができる
これができるのであれば、ネット銀行の「他行への振込無料枠」を使って、振り込めるのではないかと。
早速やってみることに。
「記号番号」の変換ルールは、ゆうちょ銀行の「記号」部分の数字の2桁目の数字、3桁目の数字そして「8」を並べた3桁の数字が、銀行の支店番号に当たる数字になるということです。ゆうちょ銀行ではこの番号を「店番」と呼んでいます。
最後の3桁目の「8」は、普通預金のことで、当座預金の場合は「9」になるとのこと。
「記号番号」の2桁目が「0」で3桁目が「3」の場合は、「038」となります。
この店名は「〇三八」店、発音は「ゼロサンハチ」店となるので、銀行の支店名検索の際は、「セ」で検索するとヒットします。
また「口座番号」は「記号番号」の後半部分の数字の最後の「1」を取った数字がそのまま口座番号になります。最後の「1」は共通の数字だそうです。何のためについているかは不明ですが・・・。
ネット銀行で「ゆうちょ銀行」に手数料無料で振込めた!
判明した「ゆうちょ銀行」の口座番号で、ネット銀行で振込手続きをやってみました。結果は、見事手数料0円にて、振込手続き完了できました。
たかが660円かもしれませんが、銀行預金利息が限りなく0に近く、今後口座管理手数料も取られるかもしれない状況の中では、決して少なくない金額かと思われます。
「知っているか、知らないか」塵も積もればなんとやら。
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