Windows11のシステム要件とは?
「Windows 11 を PC にインストールするための最小システム要件」がMicrosoftのホームページで明記されています。プロセッサ、メモリ、ストレージ、グラフィックカード、ディスプレイなどは古いPCでも要件を満たす可能性がありますが、システムファームウェア、TPMは古いPCでは要件を満たすことはできません。Windows10の設定メニューの「Windows Update」で試してみると、システム要件のチェックが行われ「このPCは、Windows11をインストールするための最小システム要件を満たしていません」と表示され、Windows11 をインストールすることはできません。
Microsoftが要件を満たさない古いPCでもWindows11をインストールする方法を公開しているが、そのハードルは高い!
「動作保証しない」「自己責任」ということでMicrosoftが公開している方法は、レジストリの変更を含むもので、一般にはハードルが高いものとなっています。そこで今回試した方法は、1つのファイルを削除するだけで誰でも簡単に行える方法です。どうしてもWindows11にアップグレードしたい方はやってみてください。ただし試す方はくれぐれも「自己責任」でお願いします。ちなみに今回この方法で所有している2台の古いPCに試してみましたが、現時点で不具合などは発生していません。
誰にでもできる最も簡単な方法で、古いPCにWindows11をインストールする
今回試したPCは、Dell INSPIRON 1545(2010年発売)です。12年前のPCになります。OSは当初Vistaでしたが、Windows7→Windows10に順次アップグレードしています。メモリは当初2Gでしたが4Gに増設しました。もう1台はやはり10年前以上のVAIO(SONY)ですが手順は同様です。ネットワークに接続されたPC以外に必要なものはUSBメモリ(8G以上)だけです。それではUSBメモリをPCに差したら、下記の手順で進んでみましょう。
まとめ
一つのファイルを削除するだけの簡単手順で、古いPCにWindows11をインストールすることができました。ポイントは下記の2点だけです。
- USBメモリのインストールファイル「appraiserres.dll」を削除する
- インストール途中で聞かれる「更新プログラム、ドライバー、オプション機能の入手」で「今は実行しない」を選択する
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