WordPressのバックアップファイルが膨れ上がる!
WordPressの「BackWPup」は、手軽にサイトのバックアップを取得できる便利なプラグインですが、日々取得されるバックアップファイルでサーバーの容量が雪だるま式に消費されていきます。気づかぬうちに、サイトファイルの何十倍、何百倍ものバックアップファイルでサーバーが埋め尽くされてしまうのです。サーバーの容量がいっぱいになると、すべての「更新」ができなる事態となるのです。
WordPressのプラグインメニュー「BackWPup」に格納されているバックアップファイルを削除してもサーバーに蓄積されている過去のバックアップファイルは削除できません。
FTPを利用してXserverに保存されている莫大なバックアップファイルの削除方法、手順をご紹介します。WordPressの自動更新がエラーになったり、プラグインの更新が失敗したり、サイトの更新ができなくなったりした場合は、バックアップファイルの削除を試してみてください。
バックアップファイル削除の手順
バックアップファイルを削除する手順は、以下の通りとなります。
- FTPクライアントソフト(フリー)をインストール
- XserverサーバーパネルからFTP設定内容を取得
- FTPソフトでサイトに接続し該当するバックアップファイルを削除
FTPクライアントソフト(フリー)をインストール
お持ちでない方は、まずはFTPクライアントソフトをインストールします。(「FFFTP」など定番のフリーソフト)
XserverサーバーパネルからFTP設定内容を取得
XserverのサーバーパネルにログインしてFTP設定内容を取得します。FTP項目の「サブFTPアカウント設定をクリックします。
「サブFTPアカウント設定」をクリックすると「ドメイン選択」画面が表示されますので、すべてのドメイン「選択する」をクリックします。
「サブFTPアカウント設定」が表示されますので、その中の「FTPソフト設定」のタブをクリックします。
「FTPサーバー(ホスト名)」「ユーザー名(アカウント名)」「パスワード」を確認します。
FTPソフトでサイトに接続し該当するバックアップファイルを削除
FTPアカウントの設定内容が確認できましたら、FFFTPでサイトに接続します。まずFFFTPの「ホストの設定」を開き、Xserverより取得した内容を入力します。「ホストの設定名」は任意の文言を入れてください。(今回は、「xxx」と入力してあります)
入力できましたら、サイトに接続します。FFFTPのメニューやアイコンから「接続」をクリックします。
サイトへの接続に成功すると右側にサイトファイル一覧が表示されます。一度接続に失敗した場合でも何回か試みると表示されます。それでも失敗を続けるようであれば、ホストの設定を見直してください。
表示されたサイトフォルダの中からドメインのフォルダをダブルクリックします。
ドメインのフォルダの中に「public_html」というフォルダがありますので、そのフォルダをダブルクリックします。
「public_html」を開けると「wp-content」がありますので、そのフォルダをダブルクリックします。
「wp-content」を開けると「uploads」フォルダがあります。
「uploads」フォルダをダブルクリックすると「backwpup ・・・」というフォルダが見えます(通常4つのフォルダ)ので、それらをフォルダごと削除します。
この後、Xserverサーバーパネルを確認すると、容量が大幅に復活していることが確認できます。
まとめ
Xserverを利用の場合、「自動バックアップ」を設定してあれば、WordPressプラグイン(BackWPup)でバックアップを取らなくても復元は可能です。
プラグインBackWPupをインストールしたままで運用を続けると、膨大なバックアップファイルがサーバーに蓄積、圧迫して更新ができなくなるばかりでなく、サイト自体のスピードも鈍化します。
サーバーにプラグインBackWPupがアップロードしたバックアップデータの削除が終了したら、WordPressにインストールしたプラグインBackWPupをアンインストールすれば、今後バックアップファイルでサーバー容量が不足する現象は無くなります。
コメント
はじめまして。今ちょうどワードプレスで画像アップロードができなくなってしまい、たどり着いたのがこちらのページ…。手順通りにすすめて無事画像アップロードできるようになりました!
もう感謝しすぎてコメントせざるを得ませんでした!(笑)丁寧で初心者にもわかりやすい記事をありがとうございました!!